売り上げ好調!地方の産直施設に学ぶビジネス塾。秋田県八峰町おらほの館 館長笠原さんの話っこ。

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仕事終わりに八峰町生涯学習課主催のしごと発掘塾に参加して来ました。八峰町でしごとを起こそうとしている人たちが参加し、先輩の話っこを聞いて、自分たちのアイディアについても意見を出し合うという会です。

今日は10数名の町民が集まりました。今の仕事のアイディアを求める人、これから仕事を起こす人、すでに仕事をしているが新たな事業を始めようとする人、農業をしていて6次産業化を目指す人などなど様々な立場の人たちですが、みなさん大なり小なり八峰町でチャレンジをしようとしている人たちです。

今日は、平成10年にスタートした産直施設の館長、笠原さんの話っこを聞きましたので、まとめてみました。

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おらほの館とは?

八峰町を代表する、売り上げ好調の産直施設です。

ここからは、笠原さんの話っこを僕なりにまとめてみます。僕なりに言葉のチョイスはアレンジします。あと、今日の話っこの雰囲気が伝わるように話し言葉で書いてみます。

笠原さんの話っこ

はじめは半信半疑

農家さんの稼ぎを増やそう!という当時の峰浜村の考えからスタートしたんだけど、運営するのは民間で、手を挙げた農家さん自身も儲かるかは半信半疑、あとは入会金も当時は2万円と安かったし、いろんな義理もあり始めたというのが本音だったのよ。

稲作から野菜作りへ

その当時の峰浜村の農業は稲作中心で、野菜づくりをメインにしている村ではなかったの。今ではネギやしいたけを筆頭に様々な野菜が販売されているので、この19年で大きく村の農業も変わったのね。

レジに立つことがマーケティング

産直施設を運営する農家さんたちは、はじめは、自分たちが食べたり売ったりしたものの残り物を販売すればいいんでしょ、という感じでいたんだけど、そんな中途半端な野菜では売れないことがすぐにわかって。あとは、レジに寄せられる野菜の要望を全員でシェアすることで、全員がやる気になって、売れる野菜づくりをはじめたの。

レジに立つことで、自然とマーケティングができたのね。あとはみんながよしやってやるぞーって感じね。館長の私がみんなに何かをしたという感じではないわ。

やる気の源:売上報告メール

やる気を引き出す仕組みとしては、1日2回の売り上げ報告メールかしら。昼と夕方に売り上げが速報で届くの。昼のメールを見て、これが足りない、売れるって考えて、野菜を追加してくれる農家さんもいるのよ。

小さい畑でも売れる

最近驚いたことは、家庭菜園レベルの小さい畑の人が年間60万円も売り上げたこと。その人は、みんなが出す野菜のすき間をうまく見つけるの。例えば、らっきょうやしょうが。みんなは手間がかかってやらない野菜を出すの。そうすると売れる。野菜の品数が増えることは産直施設としても良いことで、とっても嬉しかったわ。

惣菜は売れる

お惣菜もよく売れるの。施設投資は200万円くらいかかるけど、お惣菜を売っている人は売り上げがいいの。本当はチームを組んで投資をできればいいのだけど、働く時間や方向性などの足並みを揃えるのが難しくて、施設を持っている人は5人いるけど、みんな個人で投資しているわ。

観光バスと売り上げは関係なかった

震災があって、観光バスが減ってしまった時は、売り上げがどうなることかと思ったけど、結果的に売り上げが下がることはなかったわ。観光客が買うその時に食べられるものと地元民が買うものは違うのね。地元民が普段買う野菜やお惣菜が売り上げを支えてくれていたのね。もちろん観光バスの賑やかさも大切よ。

八峰町に足りないものは…

今の八峰町に足りないものは、畜産ね。豚肉、牛肉が無い。鶏肉でもいいの。本当に足りないところだと思ってる。お肉を加工するには施設や許可のハードルがあるけど、チャレンジする人がいたら応援するわ。

あとは、高齢化。最近は高齢や病気を理由に会を抜ける人も多くなってきている。若返りが必要だと感じているわ。最高齢の人は84歳くらいだけれど、レジ打ちもするし、自転車で通ってくる。野菜づくりと販売が生きがいになってるんじゃないかしら。

とにかく人が大切

とにかく、スタートは人なの。何かを始めたい!という人がいたら私は応援するわよ。

元気の源は、実益!趣味がお金になることは何にも悪いことじゃないわ。この産直施設おらほの館が私を育ててくれたのね。

以上ざっくりとまとめさせてもらいました。

感想

全国の成功事例と同じ

驚いたのは、その日の売り上げを速報でメールしていること。以前テレビで見た県外の成功している産直施設と全く同じやり方をしていました。地元にもテレビに取り上げられる成功例と同じことをしている会社や施設はあるんですね。地元のことを知ることが、地元でビジネスを生み出すためには大切なことを学びました。

小さくても初めてみる

とにかくやってみること。やって学ぶことが何よりも正しい。やってみてわかったことにすぐチャレンジ!その繰り返しが成功の秘訣のように感じました。

あとは、笠原さんのお金を稼ぐことへの意識。お金を稼ぐことは素晴らしいことで、みんなにとって良いことをすれば、お金が回って、みんなが幸せだという考えなのだろうと思いました。しっかり稼ぐことがみんなにとって良いこと。

と、先ほどの話っこを忘れないうちにまとめてみました。

次回は山本合名会社山本社長の話っこ

八峰町しごと発掘塾は、来週月曜も19時からファガスで行われます。
来週の話っこをしてくれるのは、山本合名会社の山本友文社長。経営がうまくいっていない時に会社を継ぎ、立て直し、日本酒ブームを引っ張る存在にまでなっている地元を代表する経営者です。

とっても楽しみ!!


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