『ぼくらが結婚式をつくるまで』5/5

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『ぼくらが結婚式をつくるまで』

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結婚パーティーへのステップ

5月の結婚式と同じように、結婚パーティーについてもステップをまとめていきたいと思います。

・ステップ1 会場決め

結婚パーティーの4か月前、インターネットで見つけたおしゃれなコテージの宿泊予約をとり、電話でスタッフさんとの打ち合わせの時間をとってもらいました。実際に足を運んでみると、そこは、ぼくの実家にも負けないくらい大自然の中にあるコテージでした。木でできたコテージはかわいらしく、併設されているカフェやべーべキュー場もおしゃれで素敵でした。ぼくら夫婦は、このコテージを一目で気に入り、ここで結婚パーティーをしようと心に決めたのです。

ただし、実際にできるかどうかは、スタッフさんとの相談が必要でしたので、緊張しながらスタッフさんへ相談をしました。そこでは、今までに一度だけプランナーさんがコーディネートをしたアウトドアウェディングを挙げたことがあるということでしたが、ぼくらにはプランナーさんはいません。にもかかわらず、スタッフさん快く協力してくれることになり、会場を貸し切ることをその場でお願いしてきました。

・ステップ2 会場装飾のイメージ

コテージに初めて訪れた際、施設や設備を紹介してもらいながら、ここを使ってどんなパーティーができるかを想像し、コテージで宿泊してきました。施設自体がおしゃれだったこともあり、新しいアイテムはほとんど作らず、5月の結婚式で制作した装飾のアイテムを使うだけで十分に満足いく装飾をすることができました。広い会場でも見栄えがするように友人スタッフと一緒にガーランドを作り、5月に使ったものに足しました。

・ステップ3 参加人数の決定

コテージを貸し切ることが決まると、コテージの宿泊可能人数に合わせて、招待する友人を決めていきました。新郎新婦がそれぞれ30人程の友人を招待しました。人数を考えずに招待したい友人をリストアップすると30人を超えてしまったため、ある基準を設けて、人数を絞ることにしました。その基準は、最近実際に会っているかどうかです。中学、高校時代の友人には、ここ数年会うことができていない友人もいたため、そのような場合は招待のリストから外すことにしたのです。心苦しい作業でしたが、そういった基準を設けて割り切ることで、自分の中ではすっきりとリストを整理することができました。

・ステップ4 スケジュールの作成

夫婦で話し合い、結婚パーティーで「したいこと」をリストアップし、スケジュールを決めていきました。何度かスタッフさんとのメールでのやり取りをし、スケジュールを確定させていきました。

・ステップ5 食事・ウェデイングケーキの手配

なにもかもを手作りした5月の結婚式とは違い、食事とケーキはすべてコテージのスタッフさんに頼むことにしました。宿泊した際に、料理のおいしさはチェック済みでしたので、安心して任せることができました。メニューもこちらの予算に合わせて、調整をしていただきました。バーベキューの食材には、コテージがある地域の特産品の豚肉や野菜をふんだんに準備してもらい、乾杯のビールは、前日に新郎新婦と前入りの友人スタッフとで買ってきたおしゃれなデザインのビールを用意しました。

・ステップ6 招待状の郵送

すべて手書きをした5月の結婚式の倍以上の招待状を準備する必要があったため、パソコンを使い制作しました。封筒や便せんを自分たちで選び、フォントやイラストにもこだわることでオリジナルの招待状を作ることができました。

・ステップ7 衣装の準備

出産を3か月後に控えた新婦は、お腹もすっかり大きくなったため、ウェディングトレスではなく、楽に着られる衣装にすることに決めました。イメージカラーは白で、新婦はワンピース、新郎はシャツに短パン、おそろいのスニーカーを準備しました。

ちなみに、ゲストへのドレスコードは特になく、楽で音楽フェスやキャンプに行くような服装で来てくださいとだけお願いをしました。友人スタッフ7人には、感謝の気持ちを込めて、色違いのボーダーのTシャツをプレゼントしました。

・ステップ8 ワークショップの準備

キャンドルのランタン作りのため、自分で試作品を作ってみることで、作業が難しくないかどうかを確かめました。道具はほとんど100円均一で準備をしました。60人分となると相当な量になり、運ぶのが大変でした。

・ステップ9 友人への依頼

友人へ依頼したものは、スタッフと司会、歌、DJです。快く引き受けてもらえました。結婚式の余興というと、新しく歌やダンスなどを覚えることも多いかもしれませんが、普段からギターやDJをしている友人にとっては、負担が少なく、当日に近づくともっと歌いたいとリクエストがあるほどでした。

・ステップ10 交通手段の確保

コテージには歩いてこれる最寄駅がなく、東京駅からバスを使ってくる必要がありました。そのバスが1時間に1本ほどで、ゲスト全員が一緒のバスに乗ることができなかったため、こちらで乗ってくるバスを数本に振り分けて、友人に伝えました。バス停の位置が分かりにくかったようで、乗り遅れてはいけないと思った友人たちもお互いに連絡を取り合って指示通りに会場まで来てくれました。

・ステップ11 なんとかなるだろうという気持ち

実家での結婚式と同じく、ここまで準備ができたら、あとは、なんとかなるろうと心配しすぎないほうが良いと思います。ミスをゼロにしようと必死になることより、手作り結婚式にはミスがつきものだと割り切り、そのミスを笑いあったりカバーしあったりできる仲間だけを呼ぶことのほうが大切です。そんな仲間だけと過ごす一日は素敵ですよね。

結婚式と夫婦喧嘩

最後に、結婚式と夫婦喧嘩について書いていきたいと思います。

結婚式の打ち合わせで夫婦は喧嘩をしてしまうとよく言われています。結婚式に対して女性のほうが強いこだわりがあるため、お金のことを気にしたり、どっちでもいいというそっけない答えをしていまったりする男性に女性が苛立ってしまうのでしょう。もちろん、喧嘩をしない夫婦もたくさんいるでしょうが、結婚式前に喧嘩をしたというエピソードのが聞いた人には強く印象に残り、結婚式あるあるとして有名になってしまったのだと思います。

ぼくらは結婚式場で結婚式を挙げたことがないうえ、プランナーさんとお話ししたこともないので、式場での結婚式については、見たり聞いたりした情報しかありませんが、式場で挙げる結婚式では、ドレスやブーケ、ケーキ、料理などをいくつもの選択肢の中から選べ、そのグレードが高くなるにつれ、値段も高くなるというシステムが多いのだと思います。そのため、選択に関して意見が食い違ってしまうことが多くなり、結果として喧嘩になってしまう夫婦も多いことは、仕方がないような気もします。

それに対して、手作り結婚式はどうかというと、そういった結婚式をするような夫婦は、結婚式を作っている時の喧嘩はほとんどないのではないかと感じています。まず、ぼくらはそうでした。

なぜかというと、手作り結婚式では、準備されている選択肢がほとんどないからです。何もかもがゼロからのスタートですので、選択肢を夫婦で作っていかなければいけません。

結婚式で喧嘩になってしまうことを例えると、お弁当屋さんでお弁当を買う時にボリュームは同じだけれど、使っている食材が違う1000円のものと500円のものがあった時、こだわりがある奥さんが1000円のものを選ぼうとした時に、旦那さんが、ボリュームが同じだからと500円のものでいいのではないかと口出しをしてしまい、喧嘩になってしまうのでしょう。こういう時、旦那さんは口出しをしてはいけません。たとえ、それが原因で、お家で飲む生ビールが発泡酒になることがあったとしても。ただし、1000円のお弁当と生ビールが買えるだけの金銭的余裕のある夫婦は、このようなことで問題が起きることはないでしょう。

ただ、そもそもぼくらは、お弁当屋さんには行かず、何を作るかを話し合い、手作りお弁当を持って、公園に行き、ピクニックをしたいと思うような2人だったのです。手作り結婚式が気になっているカップルや夫婦には、おそらくぼくらと同じような感覚を持っている人が多いのではないでしょうか。

始めから選択肢を与えられると、人はどうしてもわがままになってしまう生き物なのではないでしょうか。選択肢がない状態から、2人で悩んで生み出したたった一つの選択であれば、たとえそれが周りから見て出来が悪かったとしても、本人たちにとっては愛着があるものになります。そもそも選択肢がなければどちらが良いとか、コストがどうだとか、そんな話も出て来ることはありません。手づくり結婚式をする夫婦の場合、喧嘩は「しょうがない」のではなく、喧嘩は「しようがない」のです。

ぼくらが手作りしたものや友達と一緒に作ったものには、お店に出せるだけのクオリティーのものはないし、少し下手くそなところもあります。ただし、味があって、どれも自分たちにとってはベストなアイテムになっています。ミスも味と言える夫婦になれる手作り結婚式は、素敵な夫婦になっていく一つの工程でもあります。


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